SEOライティングをマスターして、検索上位を狙うための方法

2022.06.30

SEOライティングとは、一般的なライティングとは何が違うのでしょうか？

Googleのアルゴリズム精度があがったことで、年々、よりユーザー視点でのライティングが必要となっています。
この記事を読んでいただくことで、SEOライティングの知識獲得はもちろん、SEOライターとしてデビューすることも夢ではなくなるかもしれません。

それではまず、「SEOライティングとはどんなライティング？」というところから入っていきましょう！

・自社サイトはどんな検索市場を狙えるのか？
・狙っている市場で上位表示されるのか？
・競合はどんな対策をしているのか？
・大手ポータルサイトが相手では諦めるしかないのか？

このような疑問や興味をお持ちの方は、お問い合わせください！
当社が一緒に考えていきます

SEOライティングとは何か

SEOライティングについて詳しく見ていく前に、まずはSEOについて説明しましょう。SEOは「Search Engine Optimization」の頭文字を取った言葉で、日本語に訳すと「検索エンジン最適化」です。

SEOとは、ネットユーザーが、GoogleやYahooなどの検索エンジンで何かを調べた時に、Webページへのアクセス数を増やす施策のこと。
端的に言えば、検索サイトの中で、検索順位の上位に表示されるための施策と言っても良いでしょう。

そして、SEOライティングとは、次の2点を満たしているライティングのことです。

ユーザーの役に立つ記事であること（ユーザー目線）
クローラーにアピールできる記事であること（クローラー目線）

この2点をしっかり理解することが、SEOライティングの入口です。
具体的にどういうことか見ていきましょう。

ユーザーの役に立つ記事であること（ユーザー目線）

Google等で検索をするユーザーは、自分の悩みや疑問について解決したいという願望を持っています。
（現在Yahooの検索エンジンはGoogleと同じものを使用しているため、この記事ではGoogleの検索エンジンについて解説します）

そこでSEOライターは、ユーザーが悩みや疑問をスッキリ解決できるような記事を提供します。
つまりユーザーの意図を理解し、ユーザーの知りたい情報が網羅されたライティングを求められるということです。

クローラーにアピールできる記事であること（クローラー目線）

せっかくユーザーの役に立つ記事を書いても、たくさんの記事の中からユーザーに見つけてもらわなければ、意味がありません。
記事を見つけてもらうためには、競合のWebページを押さえ、検索順位の上位に表示される必要があります。

そこで「この記事は、ユーザーの役に立つ内容ですよ！」ということを、検索エンジンのクローラーにアピールする必要がでてきます（クローラーとは、Web内を巡回して、ユーザーに役立つ記事かどうかを判定するＡＩのこと）。そのため、クローラーにしっかりアピールできる対策をすることも、欠かせないポイントになってきます。

なぜSEOライティングが大切なのか

そもそも、なぜSEOライティングが大切なのでしょうか。
それは、「アクセス数を増やし、記事を読んでもらうため」ということに尽きます。

なぜなら、ユーザーに記事を読んでもらってはじめて、オウンドメディアやブログなどを運営する上で、最大の目標である「顧客やファンの獲得」を達成できるから。
自ら必要な情報を探しているようなユーザーは、サイトページへ流入したあと、優良な顧客やファンになってくれる可能性が高いのです。

以下の資料は、Google検索で上位表示された記事のクリック率です。検索上位に表示されることの重要性がよくわかるグラフなので、参考に見てみましょう。

引用：SISTRIX

検索表示が1位の記事は28.5%のクリック率。
以下、2位15.7%、3位11.0％、4位8.0％…と下がり続け、10位は2.5%。11位以降はさらに低い数字になっています。

検索上位に表示されるほど、クリック（アクセス）してもらえる可能性が極めて高まることが分かるでしょう。
逆に検索下位の表示だと、見向きもされないという厳しい状況になると言えます。
もちろん、そうなると記事を読んでもらうことなど、ほとんど期待できません。

つまり数ある競合Webページの中から検索上位に表示されるためには、SEO施策を施したSEOライティングがどうしても必要なのです。

ここまでで、SEOライティングの大切さをご理解していただけたかと思います。
では次に、SEOライティングをマスターするために必要なポイントをご紹介していきましょう。

SEOライティングをマスターしよう！

ここからは、SEOライティングをマスターするために必要なライティングポイントを、ユーザーとクローラー両方の目線で見ていきます。
どちらの目線が欠けても、SEOライティングとはいえません。

ただし、大前提となるのは、Googleの「ユーザーファースト主義」という方針です。
ユーザーファースト主義だからこそ、クローラーはユーザーに役立つ記事を上位表示させたいのです。

引用：Google が掲げる 10 の事実

では早速ユーザー目線から確認していきましょう。

ユーザーに役立つ記事を書くための3箇条

ユーザー（読み手）を具体的に想定する
ユーザーの悩みや疑問をすっきり解決できる内容を書く
わかりやすく（読みやすく）書く

ユーザー（読み手）を具体的に想定する

だれの悩みや疑問に対して記事を書くのか、その人物像＝ペルソナを具体的に想定しましょう。
不特定多数や大勢の人を対象にしてしまうと、ぼんやりとした記事になってしまい、本当に困っている人に届かなくなってしまいます。

例えば「30代女性。初めての転職を考えており、転職エージェントについて知りたい」などと設定し、その人に向けて書くようなイメージです。

ユーザーの悩みや疑問をすっきり解決できる内容を書く

想定したユーザー（読み手）の悩みや疑問を解決できる詳しい内容を書きましょう。
ユーザーのQ（質問）に対して、Ａ（回答）となる記事にして、ユーザーのニーズに応えます。

例えば「30代の女性が初めて転職する時に、転職エージェントを使った方がいいのか」「転職エージェントのメリットとデメリットとは」「複数のエージェントに登録するべき？」など、ユーザーが知りたい内容に対して、その答えを提示できるようにしましょう。

わかりやすく（読みやすく）書く

記事を読んでもらうためには、わかりやすく書くことが必要です。というのも、ユーザーは、一度読み始めたとしても、「難しそう」「よくわからない」と思えばすぐに他の記事に移ってしまうからです。

記事を最後まで読んでもらい、ユーザーの役に立つためには、一文を短く簡潔にしたり、漢字を多用しすぎないようにしたり、表や箇条書きを使うなどして、ユーザーの関心をひきつけたままにできる工夫をしましょう。

ここまで、ユーザー目線で役に立つ記事を書くためのポイントをご紹介しました。続いて、こちらも同様に欠かせない、クローラーにアピールできる記事のライティングポイントについて見ていきます。

クローラーにアピールできる記事を書くための10箇条　

適切なキーワードを選定する
タイトル・ディスクリプションにキーワードを入れる
見出し・リード文にキーワードを入れる
本文にキーワード＆共起語を入れる
箇条書きを活用する
表・図・画像などを活用する
HTMLを正しく使う（HTML＝文章の構成をコンピューターに指示する言語）
代名詞はなるべく使わない
パーマリンク（URLのうち、ページを表す部分）をわかりやすいものにする
大原則「E-A-T」を意識する

１．適切なキーワードを選定する

まずはキーワードを選定しましょう。

読んでもらいたいユーザーを念頭に、そのユーザーがどのようなキーワードで検索をしそうなのか、書き出してみるとよいでしょう。
また、Googleの検索画面にメインキーワードを入れてみると、1ページ目検索結果の直下に、関連キーワード（よく検索されるキーワード）がでてくるので、キーワード選定の参考にできます。

例）「Webページ」で検索した場合の関連キーワードはこちら↓

２．タイトル・ディスクリプションにキーワードを入れる

検索ユーザーは、自分の知りたい事を調べるために様々なキーワードで検索します。
よく検索されるキーワードをタイトルやディスクリプションに入れましょう。
さらに、キーワードを前方に盛り込むことにより、記事の存在をクローラーに見つけてもらいやすくなります。

なお文字数を、タイトル30文字程度、ディスクリプションは70文字程度を目安にすることで、検索画面で重要な部分が途切れるということがなくなり、ユーザーからも見つけやすくなります。

３．見出し・リード文にキーワードを入れる

見出し・リード文にもキーワードを前方に入れましょう。
見出しやリード文にキーワードを入れることで、これから展開される記事がどのような内容か、クローラーにアピールできます。もちろん、ユーザーにとっても読みやすくなるでしょう。

4．本文にキーワード＆共起語を入れる

本文にもキーワードを入れる必要があります。

そのほか、本文には共起語も適宜入れてください。
共起語とは、キーワードと一緒に連想され、よく使われる語句を指します。
キーワードと共起語を自然に入れていくと、クローラーから、ユーザーが知りたい内容の記事だとみなしてもらえます。
共起語を検索できるツールもありますので、利用するとよいでしょう。

5．箇条書きを活用する

強調したいことなどを箇条書きにすると、クローラーから「重要なことが書かれている」と認識されます。
冗長になりがちな記事を、引き締める効果もあり、ユーザーも読みやすくなります。

6. 表・図・画像などを活用する

テーマに沿ったわかりやすい記事を目指すために、表・図・画像などを挿入することも、クローラー対策として有効です。

特に画像要素にはalt属性を記述することで、クローラーに正しく画像の内容を伝えることができます。
alt属性とは別名「代替テキスト」と呼ばれ、もしもサイトアクセス時に画像が上手く表示されなかった場合、予めこの代替テキストを指定しておくことで、画像の代わりにテキストが表示されるようになります。

そしてこのalt属性の記述は、SEO内部対策として有効な施策の一つと言われています。
もちろんクローラーのみならず、ユーザーにとっても、文章だけで説明するより、理解を深める効果が期待できるでしょう。

7．HTMLを正しく使う（HTML＝文章の構成をコンピューターに指示する言語）

記事の構成や内容をクローラーに伝えるためには、HTMLを正しく使うことが必要です。

例えば、大見出しを表す<h1>。
その下位の中見出しと小見出しは<h2>〜<h6>まで存在します。

これらを正しく順番に使うことで、クローラーが記事の構成を理解しやすくなります。
HTMLタグを活用することでクローラーにアピールしましょう。

代表的なHTMLタグを以下にまとめましたので、参考にしてください。

SEO対策に有効なHTMLタグ一覧

タグ名	役割
<title>タグ	各ページのタイトルを表す
<h>タグ	見出しを表し、h1～h6まである
<p>タグ	改行を表す
<ol>,<ul>タグ	箇条書きを表す
<table>タグ	表を表す
<image>タグ	画像を表す
<alt>タグ	どのような画像かを示す
<a>タグ	リンク先を示す
<blockquote>タグ	引用箇所を示す

8．代名詞はなるべく使わない

代名詞は極力使わないようにしましょう。

というのも、通常の文章であれば、少し前に出てきた名詞を「この●●」「その△△」などと代名詞を使って指し示すのは普通のことですが、クローラーはこの代名詞が何を指しているのかが理解できないからです。
クローラーに理解されなければ、「ユーザーに役立つ記事」とは評価されません。

９．パーマリンク（URLのうち、ページを表す部分）をわかりやすいものにする

クローラーは、サイトページのURLからもユーザーに役立つ記事かどうか判断します。
もともとデフォルト設定（自動的に設定）されているパーマリンクのままでは、クローラーはどのような内容の記事なのか判断できません。
なぜなら、デフォルトの文字の羅列は、全く意味をなさないものだからです。

そこでテーマに沿った、シンプルでわかりやすいパーマリンクを設定することで、クローラーとユーザー双方に記事の内容をアピールできるようになります。

10．「E-A-T」を意識する

「E-A-T」を意識したライティングをしましょう。
「E-A-T」とは、Googleの検索品質ガイドラインの中で、Webページの評価基準として重視されているもので、つぎの3つの項目の頭文字をとったことばです。

Expertise=専門性
Authoritativeness＝権威性
Trustworthiness＝信頼性

それぞれの主な内容を見てみましょう。

●　Expertise=専門性

記事テーマについて、必要な情報が網羅された上で、深く掘り下げた内容であるかどうかなど。

●　Authoritativeness＝権威性

個人のブログなどよりは企業のサイト記事、テーマに関する有資格者や専門家が書いた記事かどうか。また、「わかりやすい記事」として第３者に認識されている（他のサイトやsnsなどで紹介されている）ような記事かどうか、など。

●　Trustworthiness＝信頼性

信頼できる企業や身元の明らかな人物によって運営されているかどうか、オリジナリティはあるかどうか、など。

この「E-A-T」を意識することについては、キーワードを入れたり、HTMLを正しく使ったりなどの記事単体の対策というより、Webサイト全体のSEO対策としてとらえるとよいでしょう。

・自社サイトはどんな検索市場を狙えるのか？
・狙っている市場で上位表示されるのか？
・競合はどんな対策をしているのか？
・大手ポータルサイトが相手では諦めるしかないのか？

このような疑問や興味をお持ちの方は、お問い合わせください！
当社が一緒に考えていきます

SEOライティングで気をつける事

ここまで、SEOライティングのポイントについてご紹介してきました。
最後に、SEOライティングの際、気をつけるべき事をお伝えしておきましょう。

それは、SEOの手法を気にする余り、検索アルゴリズムを重視しすぎた、不自然な文章や文脈、構成にならないようにすること。
そして、結果的に意味の通らない記事になってしまわないようにすることです。

またキーワードをやたらに盛り込みすぎると、SEO対策が過剰だとして、ペナルティの対象になることもあるので、注意してください。

SEOとはSearch Engine Optimization（検索エンジン最適化）の略であることはお伝えしましたが、近年では検索ユーザーの思考や体験を徹底追求するという「Search Experience Optimization」、検索体験最適化（SXO）が注目されています。

つまりこれこそが、Googleの「ユーザーファースト主義」の本質なのです。
テクニックを取り入れることも大事ですが、ユーザーの意図を理解し、ユーザーが求めている情報をわかりやすく読みやすい、充実した記事に仕上げることを心がけましょう。

SEOライティングをするなら

ここまで、SEOライティングをマスターするポイントについて見てきました。
SEOライティングとは、ユーザーとクローラー双方から「良質な記事」だと認めてもらえる書き方のことです。
ユーザーの役に立つ記事を書くことが一番重要ですが、せっかく書いた記事も、ユーザーに見つけてもらわなければ読んでもらえません。
ユーザーの役に立つために、クローラーにもアピールをして、検索上位を狙いましょう！

とはいえ、SEOライティングには留意するポイントが多く、「実際に自分で（自社で）試してみるのは不安」「SEO独特の用語が難しい…」という方もいらっしゃるかもしれません。

そんなときは当社にお気軽にご相談ください。
データに基づいた、透明性とエビデンスのあるSEO施工を実施します

・自社サイトはどんな検索市場を狙えるのか？
・狙っている市場で上位表示されるのか？
・競合はどんな対策をしているのか？
・大手ポータルサイトが相手では諦めるしかないのか？

このような疑問や興味をお持ちの方は、お問い合わせください！
当社が一緒に考えていきます